この本は、山辺町と日立市の交流のきっかけとなりました山野辺家の歴史を中心に紹介し、交流経過をまとめたもので『山辺町・日立市交流協会』の事業として発刊いたしました。 交流の原点となった山野辺城主山野辺義忠公が水戸光圀公(徳川光圀)の教導役であったことから、この物語は光圀公一行に“異なる時間”と“異なる場所”を得意の漫遊で紹介していく展開といたしました。そのようなことから光圀公一行の表現は、案内役として交流協会の思いなどを代わって話してもらっている場面もありますので、ご了承願います。山辺の人々が江戸時代の歴史を身近に感じられるように編集いたしました。 なお、山野辺義忠公につきましては、山辺町史編纂委員会発刊の『山辺町史上巻』または『山辺町史資料集別冊1山野辺義忠関係資料』に詳しくまとめられております。―はじめに―
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