水戸光圀の超時空漫遊記
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-6-まし護ごや、『山や辺の魂だい』といわれるような精神の確立がありました。んじゅうりょうくきいんまべんたい んじゅうてきさらに、山辺から山形城下への道などを開いたほか、寺の創そう建けんと寺じ社しゃの保ほ義忠の事業は大規模であり、領内なの人々は充実していました。その分、領内の人々は想像以上の働きを求められたはずです。それを領りょう民みんは耐たえて働きました。そこで我が慢ま強さと耐える力を鍛きえることとなり、事業の成功で領民は豊かになり義忠の偉い大ださを認に識ししました。そして、その業ぎ績をき郷ょう土どの誇ほこりと感じました。その忍に従と誇りが山辺精神の育成となっていきました。その精神は、その後、今日の「忍に従的なる負けじ魂」という山辺精神となりました。耐たえ忍び、マグマのようにエネルギーを貯たわえ、負けじ魂となって、時を得て実力を発揮して大事業を成し遂げることが『山辺魂』となっているのです。ょうせき

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