ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 組織で探す > 防災対策課 > 山辺町防災マップQ&A

本文

山辺町防災マップQ&A

印刷ページ表示 掲載日:2021年1月15日更新

質問項目一覧

共通編

Q1.防災マップとはどのようなものですか?
Q2.防災マップの効果はどのようなものですか?
Q3.自助・共助・公助とは何ですか?
Q4.避難情報とは何ですか?
Q5.避難情報はどのように伝えられますか?
Q6.要配慮者とはどのような方ですか?
Q7.災害用伝言ダイヤル(171)とは何ですか?
Q8.防災マップ内の自分の家に文字が重なっていて浸水の深さがいまいちわかりません
Q9.避難経路について教えてください
Q10.避難時は車の利用を控えるべきですか?
Q11.避難所はどこにありますか?

洪水編

Q1.1,000年に1回の確率とは何ですか?
Q2.洪水を防ぐことはできないのですか?
Q3.排水路や側溝などがあふれて起こる浸水も考慮されているのでしょうか?
Q4.浸水想定区域図はどうやって作成したのですか?
Q5.本当にこんな大きなエリアで浸水被害が発生するのですか?
Q6.洪水の時、周辺の安全な場所はどこですか?
Q7.浸水想定区域に指定されていないところは安全ですか?
Q8.洪水の時、どのような場合に避難情報が発令されますか?
Q9.洪水の時、避難所に行ったほうがいいのでしょうか?
Q10.避難所にはいつ避難すればいいのですか?
Q11.どれくらいの雨だと危険ですか?
Q12.小さな川などの氾濫は想定されていないのですか

 

土砂災害編

Q1.土砂災害とはどのようなものですか?
Q2.土砂災害はどれくらい起きているのですか?
Q3.土砂災害はどのような条件で起きるのですか?
Q4.土砂災害の前兆現象とはどのようなものですか?
Q5.土砂災害警戒区域とは何ですか?
Q6.私の家が土砂災害警戒区域に入っていますが大丈夫ですか?
Q7.今まで何十年も土砂災害などは起こっていない箇所でも土砂災害は起こるのでしょうか?

 

回答

共通編

Q1.防災マップとはどのようなものですか?

 防災マップとは、河川が氾濫した場合や山沿いで発生するがけ崩れなどの土砂災害が発生した場合に備えて、地域の住民の方々がいち早く安全な場所に避難できることを目的に、被害の想定される区域と被害の程度、さらに避難所などの情報を地図上に明示したものです。

 また、今回の防災マップは、水防法の改正に伴い、対象となる河川(須川、小鶴沢川)の管理者である国・県が作成した、最大規模の降雨(1,000年に一度程度の確率)を想定した新たな洪水浸水想定区域を示しています。以前に作成した「山辺町防災マップ(平成27年度作成)」に比べて、浸水範囲が広く、浸水深が深くなっている可能性が高いので、再度確認してください。

 これらのほか、普段から災害・防災について学べるよう、学習ページを充実させた防災マップとなっています。


Q2.防災マップの効果はどのようなものですか?

  • 前もって災害による被害を想定することができる。
  • 普段から災害に対する危機意識を持つことができる。
  • 何をすべきか、何が必要かを冷静に判断でき、いち早く避難することができる。

などの効果が考えられます。


Q3.自助・共助・公助とは何ですか?

  • 「自助」とは、家庭で日頃から災害に備える、災害時には事前に避難するなど、自分の身を自分で守ることを言います。
  • 「共助」とは、地域の災害時要配慮者の避難に協力する、地域の方々と消火活動を行うなど、周りの人たちと助け合うことを言います。
  • 「公助」とは、町や消防・警察による救助活動や支援物資の提供など、公的支援のことを言います。災害時には、自助・共助・公助が互いに連携し一体となることで「減災」となり、被害を最小限にできるとともに、早期の復旧・復興につながるものとなります。

Q4.避難情報とは何ですか?

避難情報には、危険度に応じて「高齢者等避難」「避難指示」「緊急安全確保」の3つがあります。(令和3年5月現在)

  • 「高齢者等避難」が発令された場合、お年寄りの方、体の不自由な方、小さな子供がいらっしゃる方など避難に時間のかかる方と、その避難を支援する方は避難を開始してください。それ以外の方も、気象情報に注意し、避難の準備を開始し、危険だと思ったら早めに避難してください。
  • 「避難指示」が発令された場合、避難所など、より安全な場所に避難を開始してください。
  • 「緊急安全確保」が発令された場合、既に災害が発生している状況です。発令を待たず早めの避難を心がけましょう。 

Q5.避難情報はどのように伝えられますか?

 災害時、これらの避難情報は、町内に設置してある防災放送ほか、登録制メールや緊急速報メール(エリアメール)、SNS(ツイッター、フェイスブック)、町ホームページを通じても発信し、テレビやインターネットなどの各メディアなどへも情報提供します。また、消防団による広報車での周知も行います。

 登録制メールやリアルタイム情報の入手方法(気象情報や河川の水位など)については防災マップの裏表紙をご確認ください。


Q6.要配慮者とはどのような方ですか?

 要配慮者とは、高齢者、障がい者、乳幼児、妊婦、外国人などの特に配慮を要する方のことをいいます。要配慮者のうち、災害が発生し、又は災害が発生する恐れがある場合に、自ら避難することが困難であって、円滑で迅速な避難行動を取ることに特に支援を要する方を避難行動要支援者と言います。


Q7.災害用伝言ダイヤル(171)とは何ですか?

 地震や大雨などの災害発生時には、特定の地域への電話連絡が殺到し、通話がかかりにくくなることが予測されます。災害用伝言ダイヤルは、被災地への通話がかかりにくい状態になった時、被災地内の家族、親戚、知人などと安否の確認や緊急連絡を取れるようにするものです。

 全国どこからでもメッセージを録音・再生することができ、公衆電話や一般家庭のダイヤル・プッシュ回線の電話はもちろんのこと、携帯電話やPHSでも利用が可能です。

 なお、同ダイヤルは災害時のみ利用が可能なサービスであり、災害伝言ダイヤルの提供開始や録音件数などはテレビやラジオなどでお知らせされます。

 また、災害時にメッセージの伝言板の役割を果たすシステムとして、携帯電話やスマートフォンなどから安否情報の書き込みと閲覧ができる、災害用伝言板(web171)もあります。各携帯電話会社が提供するサービスで、このほかに、NTT東日本が提供し、パソコンでも使えるweb171もあります。


Q8.防災マップ内の自分の家に文字が重なっていて浸水の深さがいまいちわかりません

 国や県が公表している資料で詳細を確認することが可能ですのでご確認ください。

  • 須川(山形河川国道事務所公表)
  • 小鶴沢川(山形県県土整備部河川課公表)

Q9.避難経路について教えてください

 山辺町では、「避難経路」の指定はしていません。

 避難経路は、各ご家庭などで防災マップを参考に常日頃から確認し、実際に歩いて確認しておくと良いでしょう。なお、避難経路の基準については、

  1. 山崩れや、がけ崩れ、建物倒壊及び落下物などによる危険が少ないこと。
  2. 最短時間で避難経路、避難目標地点、避難所に到着できること。
  3. 複数の迂回路が確保されていること。
  4. 河川沿いや、蓋のない側溝のある道路はできるだけ避けること。

などが挙げられます。


Q10.避難時は車の利用を控えるべきですか?

 洪水避難時の車の利用は、渋滞を引き起こし緊急車両の通行の妨げになるだけでなく、道路冠水により車の制御ができなくなり、脱出が困難になることもあるため、避難所への避難は可能な限り徒歩が良いと思われます。


Q11.避難所はどこにありますか?

 指定避難所として18箇所あり、全て耐震対策済みとなっています。(防災マップ16ページ)

 避難所を開設する場合は、災害に応じて必要な避難所を開設し、防災放送や登録制メールなどでその都度お知らせします。開設される避難所を確認して避難してください。特に洪水などの風水害時には浸水想定区域内の避難所は開設しませんので注意が必要です。

 

洪水編

Q1.1,000年に1度程度の確率とは何ですか?

 近年、これまで経験したことがないような大雨により、全国各地で洪水が発生しています。このことから、平成27年5月に水防法が改正され、河川が想定し得る最大規模(1,000年に1度程度)の降雨により氾濫した場合の浸水想定区域図が、国や県などの河川管理者から示されました。この想定し得る最大規模の降雨とは、過去の降雨データを解析して求めた降雨継続時間別、流域面積別に最大となる降雨量を用い、対象となる河川ごとに算定されたもので、年超過確立に換算すると概ね1/1,000程度になることから、1,000年に1度程度の確立としています。


Q2.洪水を防ぐことはできないのですか?

 洪水については、国や県、町が連携して堤防の整備などを推進していますが、近年多発する集中豪雨などの異常気象の状況を見ても、予想を超えるような雨が降ることが十分にありえます。

 自然災害は人間の思うとおりにはならないことが多いため、災害に対する正しい知識を持ち、日頃から災害に備え、いざという時には正しい情報を聞いて速やかに避難することなどが重要です。


Q3.排水路や側溝などがあふれて起こる浸水も考慮されているのでしょうか?

 されていません。

 一般に、大雨により河川の水があふれたり、堤防が破堤して起こる氾濫を「外水氾濫」といい、堤防内の排水路や側溝があふれたり、排水処理できずに、建物や土地・道路が浸水することを「内水氾濫」といいます。この防災マップで示されている浸水想定区域は、対象となる河川(須川、小鶴沢川)の外水氾濫を対象としたものであり、内水氾濫については考慮されていません。


Q4.浸水想定区域図はどうやって作成したのですか?

 設定した降雨において、堤防が決壊する場所や越水する場所を複数想定します。その箇所ごとに氾濫解析を行い、浸水する範囲や浸水深を予想します。河川ごとに出されたこれらの予想結果を重ね合わせ、最も深くなる浸水深により浸水想定区域を設定し、色区分することによって作成されました。


Q5.本当にこんな大きなエリアで浸水被害が発生するのですか?

 この浸水想定区域は、決壊すると被害が大きくなるような堤防を複数選んで、これらの堤防が同時に決壊した場合を想定してシミュレーションしたものです。

 実際には、堤防が同時多発的に決壊することは、考えにくいですが、自分の家の近くの堤防が決壊した場合にどれくらいの影響があるかどうかの目安として判断いただければよいと思います。


Q6.洪水の時、周辺の安全な場所はどこですか?

  町が開設した避難所や浸水想定区域外の高台などが考えられますが、避難中に災害に見舞われることも考えられます。そのため、知人や親せき宅への避難(分散避難)を含め、早期避難を心がけてください。そして、避難の際に身の危険を感じた場合は無理に外に避難するのではなく、自宅の2階に避難する「垂直避難」も検討してください。


Q7.浸水想定区域に指定されていないところは安全ですか?

 浸水想定区域は、設定した降雨があった場合の氾濫状況を示したものです。排水路や側溝などがあふれて起こる内水氾濫などにより、区域の外でも水害が発生することが考えられます。


Q8.洪水の時、どのような場合に避難情報が発令されますか?

 須川と小鶴沢川それぞれの水位から判断し、河川の浸水想定区域内の地区を対象に発令されます。そのため、どちらかの河川の浸水想定区域にのみ避難情報を発令する場合もあります。

 詳細については、防災マップ5ページ~6ページ「山辺町タイムライン」をご覧ください。なお、リアルタイムでの河川水位については、「山形県河川・砂防情報」(裏表紙に記載)から確認することが可能です。


Q9. 洪水の時、避難所に行ったほうがいいのでしょうか?

 近年は気象情報も早く入手可能であり、台風や大雨などの風水害につきましては事前により正確に予測が可能となりました。災害が予測される場合には、気象情報をこまめに確認し、避難所への避難や、自身がいる場所が必ずしも避難を必要としない場合には2階などの高いところに避難する垂直避難、親戚や知人の家に避難する分散避難などの避難方法について早めに判断いただき対応ください。

 安全な場所に住んでいて身を寄せられる親戚や知人がいない場合には避難所への避難を検討してください。

 詳細は防災マップ2ページ「避難行動判定フロー」をご確認ください。


Q10.避難所にはいつ避難すればいいのですか?

 避難所に避難する場合には町から「高齢者等避難」や「避難指示」が発令されたら避難を始めてください。しかし、テレビやラジオ、インターネットで得られる気象情報などの各種情報により、外が危険だと判断した場合は、屋内の2階以上で安全な場所に避難するなど、自主的に安全な場所へ避難してください。


Q11.どれくらいの雨だと危険ですか?

 地形や地域の特性もありますので、具体的に何ミリ以上の降雨からが危険とは言えませんが、水防活動上の目安となる「時間雨量」(1時間あたりの降雨量)と「累加雨量」(降り始めからの総雨量)の注意値と警戒値は以下のとおりです。

<参考>

注意値

警戒値

時間雨量

40mm

60mm

累加雨量

50mm

80mm

※あくまでも水防活動上の目安であり、気象庁が発表する大雨注意報、大雨警報等とは関係ありません。


Q12.小さな川などの氾濫は想定されていないのですか?

 この防災マップは、須川と小鶴沢川が氾濫した場合の浸水想定区域を示しています。山辺町内を流れる他の小河川については、氾濫シミュレーションに基づく浸水想定区域図は策定されていません。

 なお、災害などの緊急時には、水防団(消防団)による水防警戒をはじめ、可能な限り対応してまいります。

 

土砂災害編

Q1.土砂災害とはどのようなものですか?

 土砂災害とは、大雨や地震などが引き金となって、山やがけが崩れたり、水と混じり合った土や石が川から流れ出たりして、尊い命や財産が脅かされる自然災害です。主なものとして「がけ崩れ」「土石流」「地すべり」などがあります。

がけ崩れ

 雨や地震などの影響によって、土地の抵抗力が弱まり、斜面が突然崩れ落ちる現象。崩れた土砂は、斜面の高さの2~3倍くらいの距離まで届くことがあります。地すべりと違うところは、前ぶれがあまりなく、突然起きること、スピードが速いことなどです。

土石流

 山の斜面が崩れ、崩れた土や石などが雨水や川の水と一緒になって、一気に流れ出る現象。流れの速さは速度20~40キロメートルで、自転車並みのスピードです。中には巨大な岩が混じったものもあり、凄まじい勢いで家や田畑を押し流してしまいます。

地すべり

 比較的ゆるい斜面が広い範囲にわたって動く現象。家や田畑と一緒に大地がゆっくり動くこともありますが、突然一気に何十メートルも動くこともあります。そのため、たくさんの家や田畑などが巻き込まれてしまいます。

 土砂災害の特徴として、降雨や地形、地質等の複数の要因が影響するため、精度の高い発生予測が困難なこと、同じ場所で繰り返し起こることは少ないことなども特徴の一つです。


Q2.土砂災害はどれくらい起きているのですか?

 土砂災害は、全国で年間平均1,000件を超える件数が発生しています。

 平成29年は山形県で10件発生しています。また、長年起きていなくても、突然前触れも少なく突発的に発生し、大きな破壊力で人命を奪うことがありますので注意が必要です。


Q3.土砂災害はどのような条件で起きるのですか?

 土砂災害の多くは、何日か続く長雨や、にわか雨などの急な強い雨の時に発生します。土砂災害の発生は、現地の地形や地質・植生・土地の利用状況など様々な要因によって左右されるため、発生箇所や時期を予測することは困難です。参考として、「1時間で20mm以上の雨」又は「連続した100mm以上の雨」を記録した場合は特に注意が必要です。

 山形県土砂災害警戒システムは気象庁と情報交換し、現在の気象を分析し災害が発生しやすいエリアを1kmメッシュ毎に色別にて掲載しており、土砂災害危険度などを確認することができますのでご参考ください。


Q4.土砂災害の前兆現象とはどのようなものですか?

 土砂災害の前兆現象には、次のようなものがあります。

 がけ崩れ

  • がけから出ている水が濁っている。
  • がけに亀裂が入る。
  • 小石がぱらぱら落ちてくる。

土石流

  • 山鳴りがする。
  • 雨が降り続いているのに川の水位が下がる。
  • 急に川の水が濁り、流木が混ざっている。

地すべり

  • 地面に亀裂、段差ができる。

Q5.土砂災害警戒区域とは何ですか?

 土砂災害が発生した場合、住民の生命または身体に危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域で、警戒避難体制を特に整備すべき土地の区域です。

 また、警戒区域内のうち土砂災害が発生した場合、建築物に損壊が生じ住民の生命または身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域で、一定の開発行為の制限や居室を有する建築物の構造が規制される土地の区域を「土砂災害特別警戒区域」といいます。


Q6.土砂災害危険箇所が掲載されています。私の家が被害範囲に入っていますが、大丈夫ですか?

 がけの高さや傾斜度など一定の基準に従って調査をしたものであり、今すぐに指定された場所が崩落したりするという意味ではなく、大雨や地震の時に注意していただくという意味で記載しています。大雨や地震の時のほか、少ない雨でも降り続いたときなどは、安全な場所から注意深く見て、異変や前兆があればすぐに避難してください。また、前兆現象があった場合は、町に連絡をお願いします。


Q7.今まで何十年も土砂災害などは起こっていない箇所でも土砂災害は起こるのでしょうか?

 土砂災害は以前発生したことのある箇所で発生するばかりでなく、今までに発生したことがない箇所でも斜面の風化や異常気象などにより発生することがあります。土砂災害はひとたび発生すれば、逃げる暇もなく人命を奪う恐ろしい現象です。この現象は洪水と異なり発生の予測が困難で、土砂災害警戒区域は今のところ主に地形から判断するしかありません。

 このため、平時から周辺のどこに危険箇所があるかを確認しておき、大雨や地震の際は、気象情報等の情報収集に努め、周辺の山やがけに異変がないかに注意して過去の経験に縛られずに早めの避難行動をお願いします。

 

 

Adobe Reader
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

ページトップへ