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日本の棚田百選『大蕨(おおわらび)の棚田』

印刷ページ表示 掲載日:2017年9月28日更新
大蕨の棚田

棚田とは…

 山や谷間の斜面や傾斜地に階段のように作られた水田のことを示し、水田の重なる形が棚のように見えることから「棚田」と呼ばれるようになったといわれています。

 日本の田舎の原風景とも評価される一方、斜面や傾斜地に作られた水田であり、作業の労力が多く掛かるだけでなく、1枚ごとの面積が小さい水田が多いため、耕作放棄されることも珍しくありません。特に過疎化や高齢化に伴って中山間地域ではその様相は加速しています。

 

『大蕨の棚田』と棚田米

 山辺町の中山間地域、大蕨(おおわらび)地区にある景勝地『大蕨の棚田』では、地区内外からの多くの方から支えられ、棚田の維持や保全など活動に取り組んでいます。

 山辺町が誇る景勝地である『大蕨の棚田』がいつごろできたのか、はっきりとした記録は残っていませんが、寛永13年(1636年)の領地目録等に記録が残っています。また、平坦な耕地が少ない大蕨地区では、新田の開発・開墾のため、山の斜面へ棚田の整備が行われていたと考えられています。大蕨棚田米・モンテ棚田米

 平成11年(1999年)には、16ヘクタールある棚田のうち、3.4ヘクタールの棚田が農林水産省から“日本の棚田百選”に選ばれました。選ばれた理由には、山の緑を背にして黄金色の稲杭が規則正しく並んだ景観の素晴らしさや地元の農家やボランティアなどの人の手で稲の杭掛けをし、天日干しをしていることなどが挙げられます。

 稲の天日干しは、機械乾燥のされることが多い近代農業以前から伝わる伝統農法の一つであり、稲を2~3週間ほどかけて天日干しをすることによって、ゆっくりとお米の乾燥と熟成が行われ、おいしいお米が出来上がるといわれています。また、中山間地域である大蕨地区の地形的条件にあわせたお米の品種「里のゆき(さとのゆき)」などを選んで作付けしていることもおいしいお米が出来上がる理由といえます。

 

棚田での活動とそれに取り組む活動主体

 『大蕨の棚田』では、地区の有志者、ボランティア団体が主体となり、株式会社モンテディオなど多くの方から支えられ、保全活動、イベントを開催しています。

 グループ農夫の会と中地区有志の会(http://www.group-nofunokai.jp/

稲刈り・杭掛け棚田でダンス    雪中サッカー大会

時期 内容
5月中旬から5月下旬まで 田植えの風景
5月下旬 モンテ棚田米の田植えと交流会(地区・会員限定)
9月下旬から10月中旬まで 稲掛けの風景
9月下旬 モンテ棚田米の稲刈りと杭掛け(地区・会員限定)
10月上旬 イベント『棚田でダンス』
10月中旬 モンテ棚田米の取り入れと収穫祭(地区・会員限定)
2月下旬 イベント『雪中棚田サッカー大会』

  時期については、水稲の生育状態や気候などにより前後する場合がございます。

 

このほか、『大蕨の棚田』について知りたい方は、こちらもご覧ください。

大蕨の棚田(Googleマップ)

大蕨棚田 杭掛け作業記録 [PDFファイル/5.66MB] 

山辺町観光協会

 

 

 

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